近年、日本各地で災害が頻発しています。災害時に愛鳥の命や健康を守るためには日頃からの準備と情報収集が大切です。このページでは、現時点での国分寺市のペット同行避難についての情報や、日頃から準備しておきたい物事をご紹介しています。
国分寺市、またその近隣市で主に懸念される災害は地震です。
東京都ではM7クラスの首都直下地震における新たな被害想定を発表しました。こちらについては
「東京都被害想定デジタルマップ」
で検索をすると詳しく知ることができます。
この想定によると多摩東部直下地震が起きた場合、国分寺市では最大震度6強の揺れが想定されています。
その他一部地域では、河川の氾濫による浸水被害の可能性があります。
国分寺市では災害発生時、全ての市民に対し在宅での避難を強く推奨しています。しかし、自宅に留まる方が危険だと思われる時には迷わず地区防災センター(国分寺市では一般に避難所と呼ばれるものを地区防災センターと呼びます)へ行きましょう。
国分寺市内17箇所全ての地区防災センターでペットの同行避難を受け入れることになっています。
ただし他の自治体で起きた過去の災害では避難所の運営責任者(各施設の長)の認識不足や判断などで受け入れてもらえなかったという事例もあります。
①ケージは安全ですか?
□近くの家具が倒れてこない
□上から物が落ちてこない
□ケージが落下しない
どれも愛鳥の身の安全のために対策が必要です。
②キャリーに入れますか?キャリーで過ごせますか?
□日頃からキャリーの中で遊んだりご飯を食べる練習を
□外から差し込める食器を使える
□ロスト(逸走)防止の対策をしている
避難所ではロストの危険性が高まります。ご飯やお水の交換時に入り口を開けなくてすむ差し込み式の食器に普段から慣れておくと安心です。また、キャリーの全ての窓にナスカンなどを付け、底と金網部が外れないような対策もしましょう。
③備蓄はしてありますか?
□いつものフードを余分に買っている
□常用薬は余分に処方してもらっている
常用薬がある場合は、1ヶ月分の予備を処方してもらい、フード同様ローリングストックで備えましょう。また、薬の名前や用量も控えておくと安心です。
④身元がわかるようになっていますか?
□避難用キャリーは飼い主の連絡先がわかるようにしている
□愛鳥の特徴がよくわかる写真と飼い主と一緒の写真のプリントを持っている
飼い主と一緒の写真は飼い主の証明になるほか、万が一ロストしたときに鳥の大きさがイメージしやすくなります。また、足環を着けていたりマイクロチップを挿入している場合は番号を控えておきましょう。
〔同行避難と同伴避難について〕
ペット同行避難とは「ペットを連れて一緒に避難する」行動を示す言葉です。そしてペット同伴避難は「避難した場所にペットが一緒にいる状態」を示す言葉であって、避難所の室内でペットと同居していることを示す言葉ではありません。
〔自助、共助、公助について〕
自助 : 愛鳥の命は飼い主が守る
災害時に一番大切なのは「自助」です。愛鳥を守るのは飼い主の責任と心がけ、日頃から情報収集と備えをしましょう。
共助 : ご近所同士や愛鳥仲間で支え合う
飼い主だけの力ではどうにもならないことも助け合うことで乗り切れることがあります。普段から近所に鳥好きの友人を作っておき、災害時の助け合いについて話し合っておきましょう。また、遠方の愛鳥仲間がいるとフードや用品の援助などをお願いすることができます。
公助 : 行政のペット同行避難者受け入れの考え方
地区防災センターは人間のために開設されます。ペット同行避難を受け入れるのは、ペットを飼っている人が避難をためらい危険な状態に留まることを防ぐため。また、飼い主とはぐれた放浪動物が人に危害を加えたり復興の妨げになることを防ぐためです。動物の命を守るためではないことを理解しておきましょう。
①ファイルをダウンロードして両面印刷する
②表紙がある方を上にして2枚重ねる
③二つ折りにして左端2ヶ所をホチキスでとめて完成
バードライフサポート虹いろが支援できる鳥さん
フィンチ類(十姉妹、ブンチョウ、カナリアなど)
インコ類、オウム類(大型はご相談ください)
家禽類(アヒル、ニワトリ、ウズラなど)、猛禽類(フクロウなど)は支援できません。