与え方【状況編】
はじめまして。虹いろメンバーの森岡小百合です。
初めてのブログは『虹いろ監修のスローステップオリジナルバードブレッドの与え方』について、我が家の例を交えながら数回に分けてご紹介します。
1回目は【状況編】バードブレッドを鳥さんの目の前に登場させる前の段階からのスタートです。
初めての食べものをすぐに食べてくれる鳥さんは多くないと思います。せっかく愛鳥さんの喜ぶ姿を見たくて買ってきたのに、食べてくれないと悲しいですよね。でもどうかガッカリしないで少し視点を変えてみましょう。
鳥さんが初めて見る食べものは、美味しいものかどうかわかりません。費用対効果を重視する鳥さんにとって、魅力的に感じなければ近づくことさえ無意味かもしれません。さらに食べものとさえ認識していない、またもしかすると恐怖の対象になってしまうかもしれません。
残念ながら実際に食べてみて美味しいと感じてくれるかは鳥さん次第ですが、工夫次第で魅力的に見せる方法ならあると考えます。そしてそれは単調になりがちな飼い鳥の暮らしに彩りを与えてくれるものになり得ます。
ご紹介するのは我が家で実際に取り組んでいる、名付けて【初めて作戦】です。下準備として、愛鳥の興味を引く状況を探します。すでにその鳥さんが興味があり、好む状況と組み合わせます。
うちの鳥(ヨウム 33歳♂)は、冷蔵庫を開ける音によく反応します。過去の経験から、フルーツや野菜などの美味しい食べものは冷蔵庫から出てくると学習しています。なのでバードブレッドは冷蔵庫から登場してもらい、大注目と翼パタパタをいただきました(笑)
皆さまの愛鳥さんはいかがでしょうか。ペレットやシードが入っている袋のカサカサ音、オヤツの瓶の蓋を開ける音、さらにはオヤツの入れものを保管している引き出しを開けたら、いや保管場所に近づくだけでソワソワ期待のステップを踏むことはありませんか?興味のあるもの、普段の暮らしの中で過去の経験から良い印象を持っている状況と組み合わせると、鳥さんの興味をグッと掴めるかもしれません。
愛鳥さんの好む状況探しは飼い主さんにとっても楽しいと思います。一度バードブレッドを与えたけれど、怖がった、見て見ぬふりで興味を示さずだった、などなどでも興味を引く状況で再チャレンジすれば、鳥さんにも変化があるかもしれません。そしてその過程こそ鳥さんと飼い主さんとの暮らしに彩りを与えてくれると思います。是非愛鳥さんの期待のソワソワステップを引き出してみてください!
次回2回目は、虹いろ監修のスローステップオリジナルバードブレッドの与え方【怖がりの鳥さん編 逃げる】をお送りします。