虹いろ誕生ストーリー(1)

こんにちは。理事長の渡邉です。


今回から数回にわたり「虹いろ誕生ストーリー」と題して、虹いろが誕生するまでの紆余曲折や虹いろの理念に込められた想いなどをお伝えしたいと思います。


第1回は、虹いろのような活動をしようと思いついた経緯です。


私が国分寺市に暮らし始めて20余年になります。

国分寺市は緑も多く、都会との距離も程々で、とても住みやすい街です。

ずっとこの街で元気に楽しく自分らしい人生を送っていきたいと私は願っています。


それはきっと、現在国分寺市で暮らしている高齢者も同じ思いのはず。

ならば今は、そんな方々のために何かお手伝いをしよう。

そんな気持ちで市が主催している介護予防推進員養成講座を受講しました。


高齢者が自分らしく元気に楽しく暮らしていくには、まずは健康でなくてはなりません。

そのために講座では、体力維持、向上のための体操や、社会との関わりの大切さなどを学びました。


先輩推進員の中には、ご自分で公民館などの場所を借り、体操グループを立ち上げた方が何人もいらっしゃいます。

グループに参加している高齢者は、そこで体操をし、ご近所の仲間同士で楽しくお喋りをし、身体も気持ちも元気いっぱいに楽しく過ごされているようです。

まさに講座での学びを実践なさっておられるのですね。


さて、半年に及ぶ講座の修了の日。

修了生ひとりひとりに、今後は推進員としてどのような活動をしていきたいか、発言の時間が与えられました。


皆さん「私も体操グループを立ち上げてみたい」「まずはご近所で仲良くしているお年寄りに体操をして、ずっと元気でいてもらいたい」など思い思いの抱負を語りました。


さあ、私の番です。


「10の筋トレの大切さも、体操グループに参加して社会とつながることの素晴らしさも、とても良く理解できました。


しかし、高齢者の中には運動が嫌いという方や人との付き合いや集まりに参加することが苦手、という方もいらっしゃると思います。


そのような方に、どれだけ筋トレの大切さやグループ参加の意義を力説しても実際に参加してもらうのは難しいと思います。


どんな方にも趣味や興味のあることがあると思います。

そこを切り口に親しくなれば、この人が言うなら体操グループに参加してみようか?と、ちょっと考えてくれるかもしれません。


私は鳥が大好きで鳥さんに関するお喋りならいくらでも傾聴できる自信があります。

また、鳥さんのカゴ掃除などのお世話も得意です。


なので私は、この特技を活かして鳥さんと暮らす高齢者を元気にできるような活動をしたいと思います!」


という、なんとも突拍子もない発言をしたのです。



第2回に続く

自慢のロゴマーク。メンバーみんなのお気に入りです。