こんにちは。
理事長の渡邉です。
私は無類の鳥好きで、一緒に暮らしている飼い鳥はもちろん、野鳥も大好きです。
野鳥のことを、もっと知りたくて数年前より地元のバードウォッチングクラブに所属し、探鳥会などに参加しています。
今回は先週の土曜日に行われた早朝探鳥会のお話をしますね。
早朝探鳥会は都立武蔵国分寺公園で毎月一回、今の季節は朝の7時から始まります。
野鳥たちは明るくなれば行動を開始しますので夏場は6時半からのスタートです。
それでも真夏には、すっかり採食を終えて木陰で休んでいるのか、ほとんど鳥たちに出会えないことも多いのですよ!
バードウォッチングクラブでは姿の観察はもちろん、さえずりを聞いて「○○がいますね!」や、はるか上空を飛ぶ姿から「あの飛び姿は○○だね、15(羽)はいたね!」などと鳥の種類と数を記録しています。
さて、今回は。。。
毎回公園内を巡るコースは決まっています。
まずはグランド脇の、いつもカモがいる池から観察スタート。
マガモとカルガモがいました。
マガモは、オスとメスがなんとなくもうペアになっているみたい。
続いて道路を渡るための大きな陸橋(公園はこの道路の両側に広がる広大な敷地です)へ。
陸橋へ向かう小道で「アオジがいるよ、アオジ!」の声。見るとスズメによく似た鳥が2羽。
良かった、ひとりでいたらスズメにしか見えなかった(^-^;)
陸橋からは晴れているとスカイツリーが遠くに見えます。スカイツリーを見ていると「キョッ、キョッ」のような特徴のある声が。。。
「アオゲラいますね!」数人が声をあげます。
バードウォッチングでは、まずは鳥のさえずりを覚えるのが良いのだと教わりました。
声を聞いて何がいるのかわかれば姿を探しやすいのだそうです。
陸橋を下り芝の広場の中の散策路を歩きながら観察。
この時期、ツグミがたくさん集まってきています。
セキレイも芝の上をチョロチョロ歩いていたりします。
そして先ほどの声の主、アオゲラの姿を見つけることができました。
アオゲラはいつも出会える鳥ではないので、みんな大喜びです。
樹上にはヒヨドリやカラス、ハトなどの姿も見られました。
これらの鳥たちは、とてもよく見る鳥種なので「なんだ、ヒヨか。。。」みたいな言われ方をしちゃいます。
メジロやエナガといった小さく愛らしい姿の鳥たち、またきれいな模様のシメも観察できました。
そして終盤にさしかかった時、木立の中からバサバサという音と共に大きめの鳥が2羽!逃げているのは小型の猛禽類、追いかけているのはカラスです!
みんな、大興奮!!追いかけられていた猛禽類はチョウゲンボウだと、ベテランの会員さんが教えてくれました。
以前にもオオタカがカラスに追いかけられているのを見たことがあります。
なぜ?と訊ねたところカラスのほうがちょっかいを出すそうです。
カラスって本当に頭が良いのですね。
そして最後の最後にカモがいる池に戻ると、ちょうどカワセミがやってきました。
朝日を浴びて光る瑠璃色の羽根の美しいこと!
大収穫の探鳥会でした。
野鳥たちには厳しい野生で生きる強さを秘めた美しさがあると感じます。
みなさんも身近なところから野鳥観察、始めてみませんか?
こちらは昭和記念公園で行われた新年探鳥会での写真。カラスが水浴びをしているところは初めて見ました。