ウキウキバードトレーニング♪

こんにちは。

理事長の渡辺です。


梅雨明けも間近、いよいよ夏がやってきますね!


さて、今日は私が以前よりとても気になっていて一度覗いてみたいと思っていたバードトレーニングの体験記です。


虹いろの活動拠点である国分寺市にあるバードショップピッコリアニマーリさん。

かわいい小鳥さんとの出会いが出来るほかフードや用品をたくさん取りそろえ、愛鳥家の相談にも気軽に乗ってくださる、地元の愛鳥家にとってはなくてはならないお店です。

そして店長さんご夫妻は虹いろのメンバーとしても日々ご活躍くださっています。


そんなピッコリアニマーリさんの店内で、隔週月曜日にバードトレーニングインストラクター玉奥さんがお店にいる鳥さんたちと楽しくトレーニングする様子を誰でも見学させてもらえるんです。


玉奥さんはCAT(コンストラクショナル アグレッション トリートメント)←※1 という新しいトレーニング理論を学ばれ、多くの飼い主さんと鳥さんたちに伝えてくださっている、鳥さんにとっても飼い主さんにとっても頼れるインストラクターさん。

CATってどんな考え方なのかな?という興味も膨らみます。


※1➡️CATはアメリカのCAAWTという団体から学べます 

ホームページ https://ja.caawt.com/


さぁ、今日はどんな鳥さんとトレーニングかな??


昨年11月生まれのオカメインコさん。

お歌が好きでお客さんにオペラ「椿姫」を華麗に披露しちゃうフレンドリーなコですが、人の手はちょっと怖いみたい。


そこで「人の手は怖くないよ」と理解してもらうトレーニングです。


まずは親指と中指で小さな粟穂をつまみ、手をグーにして粟穂を見えないようにします。

そしてその手をそっと開いたケージ扉に近付けてみます。


手は怖いけど興味津々のオカメちゃんがケージ奥から手前の止まり木に移動してきて手の側までやってきます。

お顔をグーに近付けられたら、ゆっくりグーを裏返してオカメちゃんに粟穂をプレゼント。


賢いオカメちゃんは、わずか数回でグーにお顔を近付ければ粟穂がゲットできることを理解しました。


このオカメちゃんは、怖いと思いながらも手に近づくことができるので、ここからスタートしましたが、本当に人や手が怖い鳥さんの場合は違ったアプローチが必要となるそう。


なぜなら、粟穂を食べたい気持ちなんかより怖いがずっと勝ってしまうから。

怖い怖い手に近づかなければならないくらいなら粟穂はいらない。

そのような鳥さんにとって一番欲しいのは粟穂ではなくて怖くない、安心できる距離なんですって。


いわれてみれば私たちだって初対面の人がぐいぐい近くに寄ってきたら引きますよね。

そこで相手が気付いてくれて距離をとってくれれば、こちらの気持ちをわかってくれたのだと安心できます。


けれど引いた分だけまたぐいぐい出てこられたら「なんだー?この人??わかってよー!!」って苦手意識が芽生えちゃう。


更にもっともっと近くに来たら走って逃げちゃうかもです、何されるかわからなくて怖い!


鳥さんも同じで、バタバタ逃げる事でしか得られなかった安心出来る距離が、いちばん労力のいらない落ち着いた状態で得られると理解できれば、落ち着いた状態を保つことができるようになっていき、その先の行動にも良い変化をもたらすそう。

これがCATの考え方なのだそうです。


さて、次回は玉奥さんのグーに近付けば粟穂をもらえると理解したオカメちゃんに、ワタナベのグーはどうかな?と挑戦してもらいます!


自分のおうちのコ以外の鳥さんとのトレーニング初めてのワタナベのハラハラドキドキ体験は次回にお伝えしますね!

オカメちゃん、上手だね!